Flashをてきと〜に使ってみよう(1) |
いや、まだ日本語版が発売されていないので、お試し版を題材に説明しましょう。ええと、このソフトは簡単に言うと、 Directorで言うところのインビトゥインとフィルムループの機能からできていると言えるでしょう。
ええと、まずはインビトゥインってなんだったっけ?
ふたつのモノの間を自動的に計算してつないでくれる便利な機能でしたね。今回のFlashではその機能が充実していますよ。下の図のように2点の間をなめらかにつないでくれる機能のことですよ。Directorではお馴染みの機能でしたね。そして今回FlashではいままでDirectorでは困難だった「回転」とか「拡大縮小」なんかも自由自在です。
そうなんですよ。でも今回は先ほど説明した通り「ベクトル処理」をしていますから、いくらでも拡大できるし、いくらでも縮小できる んですよ。ですから回転も簡単にできるんですね。
で、今回はインビトゥインで回転ができるということなんですか?
その通りです!今までDirector使いが待ち望んできた機能ですよ。もううれしくて回転させまくっていますよ。
とりあえず私も何か回転させたいので、最初の最初から簡単な方法で説明していただけます?
わかりました!では基礎の基礎から説明していくことにしましょうね。
はい、ではソフトをたちあげて……
お試し版だとメニューがすべて英語でまいってしまうかもしれませんが、今回は てきと〜な説明なので、一部分だけ解説しましょう。
ええと、まず色々なウィンドウがでてきましたねぇ。今までのDirectorでいうところのスコアがこの画面ですね。
そしてこれがコントロールパネルで、これがツールパレットなんですね。ふぅん、Directorよりも少なくなって、簡単になったような気がします。
うん、で、スコアの方に話しを戻すんだけど、タテに並んでいるのがDirectorでいうところのチャンネルになるのかな?でもなんだかよくわからないぞ。まず何をすればいいのだろうか?
では作業にとりかかる前にちょっとだけお勉強しましょう。このスコアパレットでFlashの作業はすすんでいくのですが、若干クセがありますので、それを説明しておきましょう。このポップアップメニューが曲者なんですよ。これを押してみましょう。ほら、何かでてきましたね。
うわー私英語はいっつも成績がわるかったんで、なんのことやらさっぱりわかりません!
全部をいきなり覚えるのは大変なので、まずは簡単に説明しますね。まずは上の4つのメニューを覚えましょう。一番上のCurret(カレント)ですが、これは現在作業対象になっているレイヤーのことです。同時に複数のレイヤーに作業をすることができないので、これで作業対象のレイヤーを切り替えるのです。では作業対象でないレイヤーはどうなっているんでしょうか?普通はNormalになります。しかしレイヤーの数がおおくなると作業が煩雑になったり、画面がややこしくなってくるので、誤作業を防ぐためにロックしたり(Locked)、見えなくしたり(Hidden)します。それぞれのレイヤーの性質とアイコンの関係はこうなっています。
うん、アイコンになったらわかるよ。それにさっきのメニューだけど、レイヤーを追加するにはInsert Rayerを選択すればいいのね。なんだかPhotoshopのレイヤーの感覚と似ているね。
そうですね。何枚も透明なフィルムを上に重ねていって、一つの画像を作るという点ではそっくりですね。ではまず簡単なムービーから作成してみましょうか。