アニメーションが動いて見えるのは、少しずつ移動しているからです。通常のアニメーションはまずキャストを表示し、そのキャストを消し、次の場所にキャストを表示し、そのキャストを消し、また次の場所にキャストを表示し……と繰り返しています。しかし軌跡効果を設定すると、そのキャストが動いたあとを上書きしていきます。消す手間が省けるので、描画時間が早くなる、メモリの使用量も押さえられるといった利点もあります。たとえばムービーの中で動かないキャスト(背景など)は軌跡効果をOnにしておくと、ムービー全体の速度が上昇します。