親スクリプトって何?(概念編)
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親スクリプトって何?(概念編)
やっぱり難しいの?
親スクリプトの簡単なおはなし
ではいよいよ親スクリプトの解説を始めます。これをマスターすればより奥深いムービーを作ることができますよ。がんばりましょう。

凛のかお さぁ、一番難しい概念といわれる親スクリプトですね。これって絶対にマスターしなくちゃいけないの?

豪のかお いえいえ、別に絶対という訳ではありませんよ。でも!shockwaveマスターを目指すのならこれは乗り越えて下さい。

凛のかお また新しいコマンドとかがでてくるんでしょ?

豪のかお はい、その通りです。最初は難しくて混乱してしまうと思いますが、慣れると「非常に楽な思い」を味わうことができます。

凛のかお え?楽なんですか?なんか信じられないなぁ……

豪のかお 親スクリプトが難しいのは概念を理解することが難しいと思うのですよ。だから今回は概念だけをまずイメージできるようにして下さいね。簡単なたとえばなしを出して理解していくようにしましょう。

凛のかお 宜しくお願いします。

豪のかお 何か物体(オブジェクト)を作るとします。これをたとえば3つつくるとしましょう。そして、それぞれの物体が自分の個性をもって動いたら便利だと思いませんか?いちいち毎回if文などで判断しなくてもすむんですよ。何か一つの命令を与えて、自分で考えて行動してくれたら……

凛のかお もっとかみ砕いて言うと?

豪のかお 「壁にあたったら跳ね返ってくれ」「そうでなかったらまっすぐすすんでくれ」などの命令を渡して、あとはまかせるんですよ。

凛のかお 普通のパペットの場合だと、いちいちスプライト何番の水平座標はこうだから、スプライト何番の水平座標をこのように変えて下さいって命令しますよね。でもそうじゃなくて、その個性をもったオブジェクトに「きみが壁にあたったらはねかえってくれ」とお願いするだけでいい……と言う意味ですか?


お願いしている図(想像)
豪のかお そうそう、そういう感じなんですよ。そのオブジェクトの事を「スプライト何番」という呼び方でなく、「きみ」という呼び方ができるんですよ。

凛のかおじゃ、オブジェクト達は自分のことを「わたし」とか読んで、一つの命令文を読んで、「これはわたしに向かっての命令だね」と理解して、動作してくれるわけですか?

豪のかお そうですね、そんなところです。つまりこの概念を使うと、膨大な数のモノを管理することができるんですよ。それもとても楽にね。

凛のかお もう少し細かいところも教えてくれません?

豪のかお はい、了解しました。今までの話で大体わかったかもしれないけど、オブジェクトのことを「子」と読んでいます。で、その「子」たちが読む命令を「(補足)ハンドラ」と言います。で、その子を生み出すスクリプトを「親スクリプト」と言います。この3つが基本になります。

凛のかお ふむふむ、で、「子」が動く為の流れを教えて下さい。

豪のかお はい、説明しますね。

1)「子」の持つプロパティを設定する。
(プロパティについては
こちらを)
2)「子」を生み出す親スクリプトを書く
3)その親スクリプトを実行する
これでひとまず「子」が生み出されることになります。その後でその「子」たちに命令(補足ハンドラ)を実行させることになります。

凛のかお 少数だとパペットで管理してもたかが知れているけど、数が多くなると大変そうだねぇ。やっぱりがんばって親スクリプトをマスターしよっと。

豪のかお よしがんばってやりましょう!

凛のかお よーし、やってやるぜ!

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(c)Akira SAno 1996.1997
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