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浮きだし文字の作り方

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浮きだし文字の作り方


goさて、今回は浮きだし文字を造ってみましょう。最近ではテレビでもこういうテロップを見かけることがありますね。


浮きだし文字のサンプル

linへぇ、背景が透けて見えて、なおかつ文字が立体的に見えるのね。でもどうやってつくるの?よくPhotoshopとかで演算機能を使って、こういう文字をつくったりするけど、今回もPhotoshopとかがいるの?

goいえいえ、非常に単純な操作でこういう文字を造ることができるんですよ。アイディア勝負ですね。

linPhotoshopとか別のソフトを用意する必要があるの?私そんなにお金ないんだけど。

go Flashだけで大丈夫ですよ。非常に簡単に造ることができるんです。

lin よかった。安心したわ。で、どうやってつくるの?

go まずはフォントツールを使って、浮き出させたい文字を書きます。そして、色を変えて、全く同じ文字を書いて下さい。このとき別々に書くことが重要なポイントになります。


別々にフォントツールで文字を書く。

lin はい、かけましたよ。同じレイヤーに書くんですね。それからどうするんですか?

go ではその文字を少しずらして重ねて下さい。このずらし方で浮き出す割合が変わってきます。上の画像を左上になるようにしてみました。で、それからが重要ですが、選択ツールを使って、両方の文字を選択して、<修正>メニューから<分解>を選んで下さい。


このようにずらして重ね、その後<分解>する

lin あ、フォントのデータが画像データになりましたね。

go そこからが重要なポイントです。さきほど上にした文字を選択ツールでクリックして下さい。そしてデリートキーを押して、消去して下さい。そうするとさっき下だった部分だけが残りますね。


両方を選択して<分解>し、赤色の部分だけを選択し、消去

lin ちょっとめんどくさいけど、全部消し終わったらこんな画像が残りました。あ、これでできあがりなの?


これで完成

goはい、そうなんですよ。この画像を一番上のレイヤーに配置すると、あとの画像が透けて見えるようになるんですよ。

linうん、わかった。そしてさっきのサンプルの場合は、この作業をもう一度やっているのね。さっき左上に重ねた画像を、今度は右下に配置して、そうしてできた画像の色を変えているのね。


このようにずらし方を変えると、また別の画像ができる

goそのとおりです!よくできましたね。あとはこれを応用して色々なパターンを造ることができます。手描きの画像でこの効果を出そうと思ったらちょっとしたコツがあります。鉛筆ツールで書かずに、ブラシツールで描かなければいけませんよ。そうしないとビットマップとしてあつかってくれませんからね。

lin おっしゃぁ。わかったっす。


(c)Akira SAno 1996.1997
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