公開する前にちょっとチェックしましょう
もどる すすむ
公開する前にちょっとチェックしましょう

このページでは以下のことを解説しています
[ループ設定は大丈夫ですか?]
[容量は大丈夫ですか?]
さて、Directorの扱いにも慣れてきた凛さんですが、いよいよ自分のホームページに作品を公開することになりました。でも、その前に……


ねぇねぇ豪さん、色々なムービーができたよ。私これをページにのせたいんだけど、どうすればいいのかな?

はいはい、でもその前に少しチェック項目がありますので、念には念を入れてチェックしてみましょうね。

え?どっかまずいところでもあるかな?

まずループの設定です。Directorの時には意識していませんでしたけど、webの上に載せるとこのままではまずい作品になってしまいますよ。コントロールパレットをチェックしてみて下さいね。


左がLoop On、右がLoop Off

今まではここがOnになっていたので、何も意識しなくても自然にループしていたんですが、ネット上でブラウズするときにはこの機能は働きません。ですからループするようにこちらで設定しておく必要があります。 そのためにはLingoという制御言語を使います。

いよいよ出てきましたね。Lingoが……なんだか親しみは感じるけど難しそうですねぇ……。

でも、Lingoは非常に簡単な部類の言語ですので、すぐに理解できると思いますよ。では最終フレームでスクリプトボックスをクリックしてみて下さい。はい、こんなウィンドウがでてきましたね。

on exitframeって書いてあって、endで終わっていますね。この中に命令を書き込むんですか?

その通り!詳しい意味はわからなくても、そこに以下のように記述してみましょう。

はい、これで終わりです。Enterキーを押してコンパイルしてみましょう。コンパイルってのは、プログラムをチェックして動作するように翻訳する機能のことですよ。もしエラーがあればダイアログボックスが出て指摘してくれるようになっています(文法上エラーのみですが)。


文法上の間違いは即座に指摘されます

はい、入力しました。

きちんとフレームの中にスクリプトがキャストとして登場しているのを確認しておきましょう。


ちょっと再生してみましょう。……あ、コントロールパレットのループ設定はOffになっているのに、きちんとループしますね。これで大丈夫!!

そしてあともうちょっとだけ重要なことを言っておきますが、ループ設定をしたフレームの直後のフレームに(この場合だと16フレームになります)なんでもいいからキャストを配置して置いて下さい。詳しく説明すると長くなるのですが、ループをなめらかにするためのおまじないだと思って下さい。

はい、オマジナイですか……。


最終フレームにはオマジナイをしておく

ではこれを別名で保存しておきましょうか。ファイル名は念のために昔のDOSの書式にしたがって付けておきます。以下のような約束事がありましたよね。

・半角の文字しか使えません(半角カナは危険なので使ってはいけません)
・大文字や小文字の区別はありません
・ファイル名にはスペースは使えません。変わりに「_(アンダースペース)」を使用して下さい。
・ファイル名+拡張子という形式で命名します。
・ファイル名は8文字まで
・拡張子は3文字までです
・ファイル名の先頭には数字は使用できません。

「"」 ……ダブルクォーテーション 「/」……スラッシュ
「\」……円マーク(バックスラッシュ) 
「 [ ]」……大かっこ
「;」……セミコロン  「*」……アクタリスク
「|」……パイプ  「< >」……不等号
「+」……プラス  「=」……イコール
「;」……セミコロン 「 ,」……コンマ
「?」……クエスチョンマーク
は使用できません。

ううう、めんどくさい……

でも一応この方法に準じて命名しましょうね。たとえばこの場合は「welcome.dir」とでももしておきましょう。ムービーのデータは大きくなりがちなので、できるだけ小さくする必要があります。そのためには単なる「保存」を選ぶのではなく、「コンパクト保存」を選択するようにして下さい。これで必要最小限のレベルまでサイズを小さくできます。

ふぅん、サイズはどのぐらいまで小さくしておけばいいのかな?

圧縮した後のサイズが100Kぐらいが限度だと思いますね。ときどき1000Kを超えるようなトンデモナイものに出くわすことがありますが、あれはいただけませんね。

でもどうやってサイズを小さくすればいいのかしら?

アイキャッチ程度のものならFLASHで作るのが一番良い方法ですが、複雑なムービーなどはDirectorで作成しますよね。Directorで容量を小さくする方法はこの後で説明しますので、そちらを参照してください。100K以下なら大丈夫だと思いますよ。

じゃぁサイズの話はとりあえず置いておいて、これをAfterbunnerで加工すればよいのですね。

その通りです。<Xtra>メニューの<Afterburner>を選択して実行して下さいね。それだけで作品の完成ですよ。

で、そっからどうすればいいの?

すすむ次に進む


(c)Akira SAno 1996.1997
一応こんなページでも著作権は佐野彰に存在します
リンクフリーですが、メールでご連絡頂けたら嬉しいです。
homeホームに戻る