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透ける文字の作り方

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透ける文字の作り方


goさて次の小技は「透ける文字」の作り方です。

linなんだか簡単にできそうだけど、実際やってみると結構難しかったりするのよね。Directorと違ってインク効果もないし、どうやって透過効果を出すの?

goではサンプルを紹介しましょう。SAMPLEと書いた文字の後ろを、赤い四角形が透過しているサンプルです。


透過効果のわかりやすいサンプル

linうん、確かに向こう側が透けて見えていますね。なんだか簡単そうだけど、私が前やったときには全然透けませんでしたよ。

go ムービーの設定のところで背景色を消しながら作業をすると、透過しているのかどうかというのがわかりやすくなります。で、どうやって透過のキャストを創り出すのかというと、一度分解という作業を行ってやる必要があります。

lin 例えばこのサンプルの場合は、テキストで入力した文字がありますね。この部分を下の黒い四角形と一緒にして、それから分解作業を行わないといけないのですか?

go ちょっと作業がややこしいので、順を追って説明していくことにしましょう。このサンプルを題材にして説明すると、まず黒い四角形を書きます。そして、その上にテキストツールで文字を書き込みます。で、その文字部分だけを選択して、<修正>メニューから<分解>を選択します。


<修正>メニューから<分解>を選択

lin あ、今まで文字を全部囲っていた枠が消えて、テキスト文字がビットマップに変換されましたね。ここがテキストと画像の変わり目ということになるのですか?

go その通りです。で、この選択されている状態でデリートで消去……すると、全部消えてしまうので、一度選択を解除してから、文字部分を再び選択し直して下さい。それからデリートすればその部分の画像は消えて、透過効果が出せるようになります。


分解したものを選択して消去

lin ふぅん、なるほど、こういう作り方もあるのですね。で、あとはそのレイヤーの下に何か画像を置いてやれば、文字が透けて見えるようになるのですね。結構便利かもしれない。

go で、こんなサンプルも作ってみました。色々なものを透過させるのも面白いですね。因みに最後で文字がフェードアウトするのは、後ろに置くキャストをだんだんと暗くしているだけです。


透過効果の応用例


(c)Akira SAno 1996.1997
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